2023/12/12
2024/01/26
最大1500万円!省人化・省力化補助金(中小企業省力化投資補助事業)とは?概要を解説
全国の中小企業の人手不足や生産性向上の後押しをするため、政府は「省人化・省力化補助金(中小企業省力化投資補助事業)」という施策を経済対策に盛り込む考えを示しました。
今回は、現在公表されている内容をもとに、「省人化・省力化補助金(仮称)」について解説していきます。
目次
2024年大注目!省人化・省力化補助金(中小企業省力化投資補助事業)とは
2024年より新しくスタート予定となっている補助金です。
省人化・省力化補助金は、汎用的な機器やロボット・AIの導入により、省力化・自動化を目指す中小企業を支援する取り組みを行います。
省人化・省力化補助金(中小企業省力化投資補助事業)の目的
経済産業省は、「令和5年度補正予算の事業概要」を掲載し、事業目的を次のように述べています。
【事業目的】
中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足に悩む中小企業等に対して、省力化投資を支援する。これにより、中小企業等の付加価値額や生産性向上を図り、賃上げにつなげることを目的とする
【成果目標】
付加価値額の増加、従業員1人当たり付加価値額の増加等を目指す。
省人化・省力化補助金(中小企業省力化投資補助金)の補助金額
省人化・省力化補助金の補助額と補助率は以下の通りです。
枠・申請類型 | 上限額 | 補助率 |
省力化投資補助枠
(カタログ型) |
■従業員数5名以下 :200万円(300万円) ■従業員数6~20名 :500万円(750万円) ■従業員数21名以上 :1,000万円(1,500万円) ※( )内は賃上げ要件を達成した場合に補助上限額を引き上げ |
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省人化・省力化補助金(中小企業省力化投資補助金)の対象者・設備
省人化・省力化補助金の対象者は、業種を問わず、中堅企業、中小企業、小規模事業者が活用できます。
下記のような設備が補助対象になると予想されます。
- 自動清掃機ロボット
- 半導体加工ロボット
- 組立ロボット
- 食品加工ロボット
- 溶接ロボット
- 自動配膳ロボット
- 見回りロボット
- 出荷・搬送ロボット
- 農薬散布用ドローン 等
省人化・省力化補助金(中小企業省力化投資補助金)の申請方法とは?
省人化・省力化補助金には、省力化投資補助枠(カタログ型)があり、カタログに掲載されてある汎用製品を企業が選択し導入します。
その導入費用の1/2の補助を受けられる仕組みを整備すると予想されます。
制度のスタートは令和6年中にも開始する予定です。
まとめ
今回は2024年にスタート予定の省人化・省力化補助金について解説させていただきました。
省人化・省力化補助金は、中小企業の深刻な人手不足問題に対応するための施策です。
まだ確定した情報が明らかにされていませんが、幅広い分野の事業者が対象となります。
この補助金の詳細は、今後の政府によって明らかにされますが、最新情報が発表され次第、随時アップデートしていきます。